今年もこの季節がやってきました。
とびひ(また来たか!)
先日、夕方に公園に行ったら虫に刺されてしまいました。特に気にしていませんでしたが、数日後同じような虫刺されが数箇所できているのを発見。これはまずいと(おそらくとびひ)早速対処しました。
去年は「とびひ」で本当に痛い思いをしたので、今年はその反省を生かし、ひどくなるのを防ぐことができました。
今日は私たちのとびひ対策についてお話しします。とびひで悩んでいる方、病院になかなか連れて行けない方の参考になったら嬉しいです。
去年はとびひで包帯だらけに
去年の夏のこと。子育て2年目に入ったばかりの私たち夫婦。
「とびひ」という名前は聞いたことがありましたが、実際に見たことはありませんでした。病院で働いていても「とびひ」で入院している患者さんはいませんもんね。
去年も、ある日息子の足に虫刺されを発見。「虫に刺されちゃったね〜。」とのほほんとしていたら、あれよあれよという間に足全体に広がってしまいました。さらに水疱(水ぶくれ)から滲出液も出て、ガーゼで保護しないとスボンが汚れてしまうくらいに。
痒いから掻いてしまう→広がる→掻く→広がる→掻く・・・(エンドレス?)
去年はどうしたら良いのかもわからず病院へ行き、ステロイドの塗り薬と抗生物質の飲み薬をもらいました。
できれば薬は飲ませたくなかったのですが、「菌が全身に回って敗血症になったらどうしよう!(アトピー性皮膚炎などの場合を除いて、可能性は低いと思いますが)」と心配で飲ませました。
数日分もらいましたが、2回か3回だけ。(やっぱり飲ませたくなかったー!)
こんなコンプライアンスの悪い患者さんがいたら、昔の私だったら怒っています。(薬はちゃんと飲んでください!だから治らないんですよ!)
ステロイドの薬も嫌だったのですが、本当に全然治らなくて、仕方なしに塗りました。(ここだけの話、その先生が信じられなくて別の病院にも行きましたw)
薬でなんとか治りましたが、毎日の処置で疲弊していました。もっと早く気がついて病院に行けばよかったと後悔もしました。そして、「もうこんなことにはならないようにしよう!」と固く決意したのでした。
今年は早期発見したけど病院に行けなかった
そして今年の虫刺されです。
前述したように、夕方公園に行ったら虫に刺されました。まだ6月なのに。
そして今年はとびひになる前に、まず足全体がパンパンに腫れてしまいました。(あれ?反省生かせてない?)
息子の足は細いので、本当に倍くらいに。そして触ると痛がります。
ガーゼで保護しましたが、気がつくと同じような虫刺されが他の場所(腕)にもできているのを発見。
去年のようになったら大変だと病院に行こうと思いましたが、その日に限って発熱(保育園で風邪が流行っている時でした)。病院にも行けず、家にあるもので対処することにしました。
虫刺されの腫れ、とびひに対して行ったこと
①ごま油+生姜汁を塗る
息子の足は倍以上に腫れ上がり、熱感もありました。そして触るだけで痛がるのでかわいそう。明らかに炎症が起こっていたので、「ごま油+生姜汁」を塗りました。
どうしてごま油や生姜が良いのかと言うと、
・ごま油:ごまには抗酸化物質が含まれていて、消炎効果が期待できる。
つまり炎症を鎮めてくれると言うことです。
また、これの良いところは、炎症を鎮めてくれるのに加え、痒みにも効果があるところです。
「ひどくなっちゃうから掻かないで!お願い!」と言っても、2歳の子供には無理ですよね。掻いてしまうことで「とびひ」にグッと近づいてしまうので、掻かせないのは重要です。息子も塗った時は掻いてしまうことはありませんでした。
作り方は簡単です。
①生姜をすりおろして汁を絞る
②同量のごま油を少しずつ加えながら、指で混ぜる
これを虫刺されと腫れているところに塗り、ガーゼで保護します。塗った直後は痛がります(ムヒとかも痛いですよね。)が、すぐにおさまります。
いつも使っているのは、「九鬼の太白胡麻油」です。匂いがほとんどなくて使いやすいです。
②味噌汁、梅醤番茶を飲む
そもそも虫に刺されてしまう、腫れてしまうのは、血液が綺麗ではないからです。甘いものや動物性のものを食べると、虫刺されの後で化膿したり腫れてしまいます。
そういえば息子もこの一週間くらい前に、保育園のお祭りに行って、普段は食べない「屋台の食べ物」をたくさん食べました。焼きそば、フランクフルト、既製品のおにぎり、唐揚げ棒・・・(たくさん食べるね・・・)
「美味しい、美味しい!」と言って食べていたので、その時は「良かったね。」と思っていたのですが、それも原因の一つだったのかもしれません。
そこで、味噌汁をちゃんと飲ませました。(いつもは「いらなかったら飲まなくて良いよ。」スタイルです。いやいや期にはこれが一番w)
味噌は、体を温め内臓の働きを強化し、良い血液を作ってくれます。魚や肉などの毒消しの効果もあります。
そして梅醤番茶を飲ませました。(梅系がこれしかなかった)
・番茶:酸性体質の改善や血液浄化に良い。
とにかく「血液を綺麗に」を心がけました。
③ガーゼで患部を清潔にし包帯で保護(触らせない!)
そして、一番大事なこと。
それは、「触らせない」「掻かせない」「広がらせない」です。
本当は保護しないで患部を乾燥させる方が良いのかもしれませんが、やっぱり痒いので子供は掻いてしまいます。そうするとせっかく治ってきても、また一からのスタートです。
なので、我が家では基本的にガーゼ+包帯保護でとにかく触らせません。(本当に怪我をしたみたいになります。)
そうすれば時間の経過に伴って自然に治ります。がっちり固定すれば取ってしまうことはありません。固定が甘いと、「ママもう1回やって。」と包帯をひらひらさせて持ってきます。
ただ包帯もテープも刺激になると言ったらなるので、お子さんの肌の状態に合わせて使われる方が良いと思います。息子も時々包帯でかぶれてしまいます。
そもそも虫刺され&とびひを予防する
実際に、今は治りかけも含めて6箇所くらい虫刺されがある息子。
痒いのもかわいそうですし、そもそも虫に刺されないようにするのが一番ということに気がつきました。(皆が虫に対して敏感になっている理由がわかったヨ・・・)
虫刺され予防のスプレーをした方が良いというお声が聞こえてきそうですが、「ディート」が含まれているものが多く、あまり使用したことがありません。なので、それ以外で考えてみようということです。
①夕方家から出ない
夕方家から出ない。(はい、以上です。終了ー!)
やっぱり夕方の蚊はすごいです。昼間は暑いので蚊も休んでいるようですが、夕方になるとお腹を空かせて集まってきます。しばらく夕散(夕方の散歩)はやめておこうと思います。
②体(血)を綺麗にする
虫に刺されると「血が美味しいんだね。」と褒められますが(え?褒められてない?)、本当にそうでしょうか。虫に刺されやすい人といえば、「汗臭い」や「ぽっちゃりしている」などのイメージがありませんか。(ぽっちゃり・・・私か。)
前に書きましたが、蚊に刺されると言うことは、「血液が汚れている=酸化している」ということ。
酸化する原因は、肉や乳製品などの動物性食品、砂糖や化学調味料の入った加工食です。体に良くないものを摂りすぎると、老廃物が増え、「血が酸化=汚れて」しまいます。これが排泄しきれなくなると、これが皮膚症状になって出てきます。
なので常日頃から血液を綺麗にしておくことが大事です。
味噌汁を毎日飲むとか。
子供なので過度のお肉や乳製品は避けた方が良いかと思います。(消化に負担もかかりますしね。)
本当のマクロビは、「お肉や乳製品はだめ!」なのかもしれませんが、保育園で給食も食べますし、家でも多くない程度にあげています。
③風邪をひかない
去年とびひになってしまったのは、RSのような風邪をひいた時でした。
今年も風邪をひいた時でした。
私の感覚ですが、免疫力が弱っていると、ばい菌も繁殖しやすくとびひになりやすいと感じます。
誰も好き好んで風邪はひかないと思いますが、体を健康に保つのはとても大切です。
つまり基本の体が大事だという話
たかが「虫刺され」。されど「虫刺され」です。
虫に刺されるということは、血が綺麗じゃないよ、今健康じゃないよというサインなんだと思います。これを良いきっかけにして、また日頃の食生活を見直したいと思います。
もちろん自分で対処するのは根気がいるので、無理だと思われる方や悪化してきた場合は病院に行くことをおすすめします。全身状態に影響を及ぼす可能性もゼロではないと思うので!(これは元ナースとして・・・)