「フッ素加工のフライパンを卒業したい」
そう思っている方は実は多いと思います。
「でも鉄フライパンは手入れが大変だと言うし…」
結局フッ素加工のフライパンをまた買ってしまう。
数年前の私もそうでした。
そう悩んでいる方、大丈夫です!
むしろ鉄フライパンは「フッ素加工を何回もダメにしてしまう」ようなズボラさんにこそおすすめ!
鉄フライパンを買いたいけれど、ズボラな私に使いこなせるの?
そう悩んで、なかなか鉄フライパンを買えずにいる方へ
超ズボラの私が【鉄フライパンを半年以上】使った感想をお伝えします。
(私が使っているフライパンでの感想となりますので、ご注意ください。)
フッ素加工のフライパンをやめた理由
フッ素加工のフライパンは危険
フッ素加工のフライパンは、高温で熱すると有害なガスが発生する恐れがあります。
人や飼っているペットにも影響を与えることがあるので、小さいお子さんがいるご家庭は特に注意が必要です。
取扱説明書にも
などと書かれています。
さらにフッ素加工には寿命があるので、はがれてきたり劣化してきたりします。
・熱いまま洗う
・研磨剤入りの洗剤やスポンジを使う
・作ったものを長時間入れて放置する
これらにより、さらにフッ素加工の寿命を早めてしまいます。
はがれたフッ素が料理の中に入ったらと思うと、安心して料理が作れませんでした。
1年で買い替え
・作ったものをそのまま放置
・ぬめりが取れずスポンジの硬い方でゴシゴシ
・目玉焼きがくっついてフライ返しでゴリゴリ
・熱いままフライパンをジュー
基本、取扱説明書を無視!
使い方も雑だった結果
フッ素加工のフライパンはすぐにダメに。
1年ほどでいつも買い替えていました。
フライパンの処分が大変&ゴミも増える
「フライパンを買い換える」
すなわち、古いフライパンもその度に捨てなければなりません。
当然ですが「燃えるゴミ」には出せないので、処分の手間が増えます。
頻繁に買い替えるのは、ゴミも増えて環境にも良くありません。
鉄フライパンのメリット
半年以上前から使い始めた鉄フライパンですが、メリットばかりです。
どうしてもっと早く使い始めなかったのか後悔しているくらい。
洗うのが簡単
熱いままフライパンを洗うことができます。(むしろ熱い方が良い)
わざわざフライパンが冷めるまで待つ必要はありません。
そして鉄フライパンは金だわしでゴシゴシ洗って終了!
フライパンの洗い方
出典:リバーライト公式HPより
- フライパンが熱いうちにタワシや竹のササラなどを使って、お湯で洗ってください。(食洗機は使わないで下さい。)※洗う前にペーパータオルなどで、できるだけ油や汚れを拭き取っておきましょう。
- その後、水気を切り水滴を拭き取ってからしまって下さい。
鉄フライパンは洗剤で洗ってはいけません。
油汚れといっしょにせっかくなじんだ油膜が取れてしまうからです。
汚れは「金だわしでゴシゴシ洗う」しかないのです。
「油がついてる?」
いいんです。大事な油膜です。
「ぬめっている?」
いいんです。油は必要なんです。
フライパンを洗う時間がかなり短縮できました!
鉄分が溶け出る(体に良い)
微量ですが、フライパンから溶け出た鉄を摂取することができます。
鉄はなかなか摂取が大変なので、調理で摂取できるなんて嬉しい!
おいしく料理が作れる
卵焼き。
これだけでも違いを実感できます。
鉄フライパンで焼くだけでおいしくなるんです!
炒め物も高温で調理しているからか、べちゃべちゃにならず調理することができます。
ひき肉も自然にパラパラに!
丈夫で耐久性が高い
半年以上使っていますが、劣化は見られません。
・すぐに洗う
・洗ったら水分を拭き取る
上記だけは守っています。
鉄フライパンには寿命がないと言われていて、きちんと使える人は一生持つことができます。
私みたいなズボラが使ってもへこたれない丈夫さ!いつまで使い続けられるのか楽しみです。
頻繁に買い替えなくて良い
フライパンを買い替える必要がなくなりました。
古いフライパンを捨てる手間も
新しいフライパンを買いに行く時間も
必要ありません。
忙しい現代人です。無駄なことに時間を割くのはやめましょう!
鉄フライパンのデメリット
すぐに使い始められない
購入後は使う前に準備が必要です。
よく洗った後「油ならし」をしてください。
「油ならし」の方法
出典:リバーライトHPより
- 油を鍋の深さの1/3くらいまで入れて、弱火で5分ほど熱します。
- 火を止めて、油をオイルポットなどの容器に戻します。
- キッチンペーパーなどで、鍋の内側に残っている油を、鍋肌にまんべんなくすり込むように拭いて下さい。
これは鉄フライパンによく油をなじませるために行うものです。
油をたっぷり入れて弱火で熱します。
5分後、油を容器にうつしたら、キッチンペーパーでフライパンになじませます。
この油は他の料理で使い切りました。
油は酸化するので(使ったらなおさら)、できるだけ酸化しない良い油を使ったほうが安心です。
油なしで料理はできない
毎回使う前に「油返し」という作業をする必要があります。(私はしていませんが笑)
「油返し」の方法
出典:リバーライトHPより
- フライパンをコンロに乗せ中火で充分温めます。
- 油をたっぷり(お玉一杯ほど)入れ、フライパンの肌に油をなじませます。
- 油が熱くなり、フライパンに充分なじんだら、油をオイルポットに戻します。これが“油返し”です。この後、調理に必要な量の油を入れて調理開始です。
・フライパン表面にしっかり油をなじませるため
これを行うと料理が鉄フライパンにくっつくことなく、おいしく仕上がるようです。
が、私はやっていません!
オイルポットを買う手間が発生しますし、何度も同じ油を使うのはあまりしたくないからです。
2.フライパン全体に行き渡る程度の油を入れる
3.油が多ければキッチンペーパーで拭く
これで使い始めています。
ちゃんと油をなじませれば、この作業だけでフライパンにはくっきません。
フライパンにくっつく
私がきちんと「油返し」をしていないためですが、鉄フライパンにくっつくことがあります。
フッ素加工のフライパンの場合はフッ素が取れてしまうため、フライ返しなどでガリガリやるのは禁物!
ただ鉄フライパンなら多少やっても大丈夫。
くっついたお肉は、最初は取れにくいですが、ある程度火を入れると固まりは取れます。
「くっついた。」
「終わった。」
でも…
リカバリー可能。
目玉焼きはさすがにきれいに取れないので(黄身が出てくる)、きちんと作りたい方は「油返し」をおすすめします。
何年も「きちんと」フライパンの管理できると、食材がくっつかないツルツルの状態になるのだとか。
料理を作ったまま置いておけない
フライパンに作ったものを入れたままにしておくと、料理の塩分や酸などの影響でフライパンに穴があくことがあります。
フッ素加工のフライパンの時は昼間に作ってそのまま夜まで置いておくこともありました。1日以上置くこともしばしば。(フッ素加工のフライパンでも本当はだめです。)
鉄フライパンではそれはできません。
作ったらすぐにお皿にうつし、フライパンが熱いうちに洗ってください。
鉄フライパンの購入時との比較(ほぼ毎日使用)
こちらが購入時です。
半年以上使ってこの状態です。まだまだ現役。
鉄フライパンに対する不安に一問一答
手入れが大変なの?
タワシで洗い、水気を拭き取るだけです。
重いの?
フライパンの種類にもよると思いますが、フライパンを持ち上げて料理をする人(女性)には向かないかもしれません。
私はそもそもフライパンをふって料理はできないので重さは関係ありませんでした。
・洗う時
・料理をお皿にうつす時
上記の場合は、片手で持たなければならないため少し大変ですが、短時間なので私は大丈夫です。
油ってたくさん必要?
メーカーでは使う前に毎回「油返し」を推奨しています。
「油なし料理」はもちろんできません。
ただ「ふつう」の量でも十分調理は可能です。
赤ちゃんにも使える?
離乳食期の娘の料理にも使っています。(もちろん良い油で)
ただ9ヶ月ごろはまだ油を使いたくなかったので、鉄フライパンに「くっつかないホイル」をひいて、離乳食を作っていました。
IHも使える?
IHもOKです。(一部例外あり)
ただIHの場合、フライパンが接している面全体が発熱しているわけではないので、その温度差で変形することもあるようです。
リバーライトHPでは、
・フライパンをのせていきなり「強」にしない
・から焚きをしない
と注意をしています。
おすすめの鉄フライパン:リバーライト極
鉄フライパンを使いこなせているわけは、使っているフライパンにあります。
「リバーライト極」シリーズ!
極シリーズは、鉄に特殊熱処理を施した究極のフライパン・シリーズです。
出典:リバーライトHPより
特殊熱処理:鉄板の表面に「窒化鉄層+酸化鉄層」を形成させることで、極めて錆びにくく、かつ強靭なフライパンとなります。
さびにくい加工がされていて、そのため手入れも簡単!初心者でも扱いやすいです。
初心者でズボラ、使いこなせるのか心配な方は「リバーライト極」シリーズを最初に購入することをおすすめします!
私が使っているのは「フライパン」28センチです。
「厚板フライパン」はかなり重いので、洗うことを考えるとそれ以外がおすすめ。
サイズ | 底面直径 | 重さ(g) | |
フライパン | 16cm | 11.0 | 390 |
18cm | 11.5 | 430 | |
20cm | 12.5 | 560 | |
22cm | 13.5 | 650 | |
24cm | 15.5 | 830 | |
26cm | 17.5 | 950 | |
28cm | 18.5 | 1300 | |
厚板フライパン | 24cm | 19.0 | 1420 |
26cm | 21.0 | 1700 | |
28cm | 22.5 | 2000 |
私も買う前は長らく考えていましたが、使ってみたら意外に大丈夫でした!
心配な方は卵焼きフライパンから買ってみるのもありです。