みなさん「マヨネーズ」はお子さんに使っていますか?
できればあまり使いたくないけれど、どうしても使ってしまうという方は多いと思います。
でも今みなさんが使っているものは本当に「マヨネーズ」ですか?
もしかして「半固体状ドレッシング」もしくは「サラダクリーミードレッシング」と書いてありませんか?
「マヨネーズは体によくない」というイメージがありますが、それは単に「油だから」という問題だけではありません。油の質や添加物にも問題があります。
今日は子供が大好きなマヨネーズについて解説したいと思います。
マヨネーズじゃないマヨネーズがある?
マヨネーズに入っている添加物は大丈夫?
安心できるマヨネーズはある?
そんな疑問を抱えている方に参考になったら嬉しいです。
マヨネーズじゃないマヨネーズがある?
マヨネーズの定義
マヨネーズには「以下に掲げているもの以外使用してはいけない」という決まりがあります。
・醸造酢及びかんきつ類の果汁
・卵黄及び卵白
・たん白加水分解物
・食塩
・砂糖類
・蜂蜜
・香辛料
・調味料(アミノ酸等)
・香辛料抽出物
わかってはいましたが、マヨネーズの半分以上は油ということになりますね。
これに該当しないものはマヨネーズと呼ぶことができません。体のためを思ってカロリーオフのマヨネーズを買うこともあるかもしれませんが、それは以下の種類に分類されることがあります。
サラダクリーミードレッシング
「マヨネーズタイプ調味料」という分類になります。サラダークリーミードレッシングは以下のもの以外使用してはいけないことになっています。そしてマヨネーズと異なり、油の割合は「10%以上50%未満であれば良い」ことになっています。
・醸造酢及びかんきつ類の果汁
・卵黄及び卵白
・たん白加水分解物
・食塩
・砂糖類
・蜂蜜
・香辛料
・調味料(アミノ酸等)
・香辛料抽出物
マヨネーズの水分が30%以下と定められているのに対して、サラダクリーミードレッシングは85%以下であれば良いです。カロリーをカットしている分、水分量が多くなっています。
油の量が減って体に良いのでは?と思われるかもしれませんが、添加物を使用しマヨネーズに近づけているのです。使用しても良い添加物は以下の通りです。
・乳化剤
・糊料
・酸味料
・着色料
半固体状ドレッシング
半固体状ドレッシングは油の決まりは「10%以上」であれば良いことになっています。
また油は「食用植物油脂」、食酢は「醸造酢」という決まりがありますが、それ以外は大きな決まりはありません。卵を使用していなくてもOKです。
卵を使用していない代わりに、こちらも添加物でマヨネーズらしさを出しています。
油か添加物か…私は体に不自然なものは入れたくないので、できるだけ添加物の少ない本物のマヨネーズを使いたいです。
マヨネーズの油は「遺伝子組み換えでない」?
前述しましたが、マヨネーズの主成分は油です。だからこそ、油の質が重要であることは理解できます。しかし、マヨネーズに入っている油は安心できるものでしょうか?
例えばマヨネーズの大手HPでは、使用している油について「菜種油や大豆油などをブレンドした植物油を原料に使用」と書いてあります。
しかし、例えば「菜種油」の場合、日本で流通しているほとんどは輸入原料です。そして主要な輸入先では「遺伝子組み換え菜種」の栽培がほとんどです。輸入に頼っている大豆に関しても同じことが言えるでしょう。
またそのHPには、「製油会社から油を購入していますが、特に分別流通した原料から搾油したものと指定はしていません。」と記載されています。
これはこの会社に限ったことではなく、マヨネーズに使われている油のほとんどは「遺伝子組み換え」の原料を使用していると考えられます。
また油は抽出する際に石油系の有機溶剤(ヘキサン)を使用することが多いです。もちろん抽出後の油には残らないとされていますが、それを子供に安心してあげられるでしょうか?
マヨネーズの卵の産地は?
マヨネーズに欠かせないものといえば、卵です。その卵はどこの卵でしょうか?
ピュアセレクトマヨネーズは「国産」の卵を使用しているようですが、特に明らかにしていない会社もあります。
ちなみにキューピーでは、卵不足により2023年から「ブラジル産の卵を輸入」し始めたようです。主に製菓や製パンでの使用予定らしく(それも怖い)、マヨネーズに使用する予定はないとのことですが、いつ解禁されるのかわかりません。
マヨネーズの卵がどこの卵なのか明らかにされているマヨネーズの方が安心です。
卵の輸送にかかる日数はブラジルから船で50日…
マヨネーズの添加物は大丈夫?
調味料(アミノ酸等)
ほとんどのマヨネーズ(マヨネーズタイプ調味料)に調味料(アミノ酸等)が使われています。
調味料(アミノ酸等)とは、「化学調味料」のことです。もともとは昆布に含まれるうま味成分で、毒性はほとんどありません。ただ一度に大量に摂ると、人によっては顔や腕にかけて灼熱感を覚えたり、動悸を感じることがあります。
そしてこの添加物の1番の問題は、この味に慣れてしまい、これが入っていないと「おいしくない」と感じてしまうことです。誰しも覚えがあるかもしれません。なんとなく「物足りない…」という感覚です。その味を子供が覚えてしまうのは怖いです。
たん白加水分解物
たん白加水分解物は厳密には添加物ではありませんが、うま味やコクを出すために使われています。
たんぱく加水分解物とは、肉や大豆などのたんぱく質を分解してつくられるアミノ酸のことです。酵素や塩酸を使って大豆や小麦などからたんぱく質を分解しています。
このたんぱく加水分解物も味付けの目的でマヨネーズに使用されています。濃厚でとても濃い味がします。
マヨラー(死語?)がマヨネーズをやめられないのは、これらの添加物によるものかも?
その他の添加物
マヨネーズに似せた、サラダクリーミードレッシングや半固体状ドレッシングにはそれ以外にも添加物が多く使われています。体のためを思ってカロリーカットを選んでも、添加物を多く摂取することになってしまっては本末転倒です。
添加物をできるだけ避けたいと思う方は成分表示を見て「マヨネーズ」と記載されているものを買うことをおすすめします。
子供にも安心なおすすめマヨネーズ
実は、マヨネーズは「油」「卵」「塩」「お酢」(「コショウ」や砂糖」)を混ぜるだけで家庭でも簡単に作ることができます。私も作ろうと思ったことがあるのですが、気が進まず挑戦したことがありません。
家で作るくらい安心したものを買いたい!子供にも安心して使えるマヨネーズが知りたい!という方にこちらがおすすめです。
全てが厳選素材!海の精「松田のマヨネーズ」
589円(税込)/300g
素材にとことんこだわって作られたマヨネーズです。添加物をいっさい使用せず、安心できる材料で作られています。
マヨネーズに欠かせない「油」「卵」「酢」「塩」にはものすごいこだわりが!
・圧搾絞り菜種油
米澤製油の圧搾一番しぼりなたね油を使用。こちらは「遺伝子組み換え混入防止管理済」の菜種を使用している。製造過程でヘキサンなどを使用せず圧力のみで搾油。
・平飼い卵
遺伝子組み換えの餌は使用せず、鶏が自由に動き回れる環境で産んだ卵。
・オーガニック純りんご酢
オーガニックのりんご果汁100%で造った酒を発酵させた酢。
・海の精(塩)
伊豆大島の海水100%で、天日と平釜で作られた塩。ミネラルも多く含まれている。