「逆子と診断されて、毎日その対処法をネットで検索しまくる」
一年前の私です。
二人目の妊娠で今回も問題なく妊婦生活が送れるだろうと思っていましたが、なんと妊娠30週で逆子の診断!
妊娠30週と言えば、多くの逆子が治ると言われている週数ですよね。(30週位まではお腹の中にも余裕があるため、逆子でも問題はないと言われています。)
ものすごく焦りました。
お腹のスペース無くなるじゃん!
骨盤にそのままはまったら?
もう間に合わない?
どうやったら治る?
ネットで調べる毎日。いろいろな方法が紹介されていて全部実践しましたが、すぐには治りませんでした。
しかし、そんな私も結果的に下から出産しています。治ったのは34週。「34週までに治らなかったら帝王切開の予定を立てましょう。」と言われていました。
逆子に焦った私がやったこと6選と、その中で一番効果があったと感じるものご紹介します。
それは散歩です!
逆子に悩む方の参考になったら嬉しいです。
妊娠30週で逆子の診断
妊娠中風邪をひいてしまい、(コロナだと思われたくなくて)しばらく妊婦健診に行っていませんでした。(仕事と家庭で忙しかったのもありますが。)1ヶ月ぶりくらいに行った30週の健診でなんと逆子が発覚しました。
元々は頭が下だったので、いつ逆さまになったのか分かりません。それを聞いた時は、ショックでした。「どうして私が!いろいろ食事とかにも気をつけているのに。」
ただ思い返してみると、忙しさのあまりそこまでお腹のことを考えた生活はしていませんでした。
・冷えは良くないのに裸足で生活
・体が冷える食べ物が多い
・貧血気味だと言われていたのに放置
・保育園の送り迎えに自転車
焦ったのは、ほとんどの逆子が元に戻ると言われている「30週」で逆子と言われてしまったことです。ここからどんどん赤ちゃんが大きくなってお腹のスペースも無くなっていくのに、治るのかと不安でした。とにかくやれることはやろうと色々なことを試してみました。
逆子のためにやったこと
①カイロとお灸で体を温める
まず始めたのはカイロとお灸です。
赤ちゃんは温かいところが好き。お腹が冷えるとそれを避けるように頭を上に持っていくそうです。反対にお腹を温めれば、赤ちゃんが元に戻りやすくなると聞き、毎日下腹部にカイロを貼っていました。
そして毎晩自分でお灸をしました。2箇所にそれぞれ3回ずつくらい。
・三陰交(内くるぶし)
・至陰(小指の爪の外側)
お灸をしている時は、胎動が激しくなるのを感じました。
また鍼灸院にも行き、お灸をしてもらいました。実際にお灸も効果があったのかもしれませんが、お灸をしてその場で治るとか、次の日には逆子が治っているといったことはありませんでした。
②逆子体操
これには賛否両論ありますが、通っていた助産院に勧められたのでやっていました。上向きで腰を上げてブリッジをしたり、足を壁につけて下半身をあげたりしていました。
でもこれがなかなかきつい。
腰に何もない状態で筋トレのようにブリッジしていましたが、逆子体操って別に筋トレじゃないんですよね。クッションもなかったので、困りました。
一番楽だった方法は、
夫の上に寝転がる
(夫をクッションにする)
①足を曲げた状態で寝転がり、夫は私と直角になるように寝転がります。
②腰をあげ、夫に私の腰の下で寝転がるようにしてもらいます。
③そのまま足を壁につけ(逆立ちのように)しばらくキープ。
腰も痛くないし、楽でした!
あと夫も協力してくれる感が良い!(何で逆子を治すために女性ばかりが頑張らないといけないのか!とずっとイライラしてましたw)
しかし、逆子体操は、最近では無理にやらなくても良いという流れが強いので、正直やったりやらなかったりでした。私もあまり効果は感じませんでした。
③食事で体を温める
やはり冷えが原因だったのかと思い、体が温まる食事を心がけました。
普段から生野菜は食べず、冷たい飲み物も飲まないのですが、鍋料理を多くし、果物なども控えました。また、「黒炒り玄米茶」(玄米を黒くなるまで炒ったお茶)を毎日飲み、体を温めることを心がけました。
私が使用していたのは、粉末タイプです。ティースプーン一杯くらいをコップに入れ、お湯を入れて飲んでいました。(溶けにくいのが難点)
ティーパックタイプもあります。
黒炒り玄米茶は、冷え症に良いと言われています。また、玄米なので老廃物を排泄したり便秘解消にも効果が期待できます。
味はコーヒーのような感じで、私は慣れたので美味しく感じます(初めてだとそんなに美味しくはないかも)。
関係ないですが、これを飲んだ母の話です。
母はまさにポヨポヨタイプの体型で、甘い物をよく食べます。便秘で冷え性もあると言っていたので、「黒炒り玄米茶」と「梅干しの黒焼き」の摂取を勧めました。※「梅干しの黒焼き」はとても強力なので、日常で使う物ではありません。(その頃の私は何も知りませんでした。)
そうしたら、朝の4時から「嘔吐」「発汗」「大量の便」「頭痛」がして、体調が悪くなってしまったと。
悪いものが外に出ようとしているんですよね。私はこれが好転反応か!デトックスされてる!と思いましたが、母にとってはなかなか大変だったようです。
改めて、玄米茶の排毒の力はすごいなと思いました。(この時は「梅干しの黒焼き」も食べていたので、単独の効果かはわかりませんが。)
その後もしばらく飲み続けた母。便も少しずつですが毎日出るようになり、足先が冷たい感じもなくなってきたと言っていました。(今は「梅醤番茶」を好んで飲んでいます。)
私も「黒入り玄米茶」を飲むと体が温まる感じがして、出産までずっと続けていました。
④話しかける
これもよく言われていますよね。私もお風呂で話しかけたり、息子に言ってもらったりました。
息子「頭はこっちだよ〜!(なでなで)」
最初は
私「こっちが頭だと嬉しいな〜!」
「ママ、下から産みたいな〜!」
「パパとお兄ちゃんとみんなでお迎えしたいな〜!」
と優しい感じで言っていたのですが、なかなか直らなかったため、言い方もだんだんきつくなっていきました。
私「もう本当にお願い!頭下にして!」
「下にしないとパパも一緒に居られなくなっちゃう。」
「みんなで一緒に居たいよね?ね?」
最後には、かなり強めなお願いになっていましたw
これを聞き入れてもらえたのかな?可能性は0ではないですが、これもやらないよりはやった方が良いのかなという感じです。
⑤早く育休の入る(ストレスを減らす)
ストレスも良くないのかなと思い、二週間ほど早めに育休に入りました。
ちなみに助産師さんに
・働きすぎが逆子の原因になるのか?
・早めに休職したら治る可能性があるのか?
聞きました。
「働きすぎは直接関係があるとは言えない。休んだら逆子が治るというわけではないが、時間ができるので逆子体操やお灸にあてる時間を作ることができる。」
と言われました。
仕事を辞めることが直接赤ちゃんの向きに影響することは少ないかもしれません。ただ産休に入ってストレスが減ったことは確かで、赤ちゃんのためにも良かったと思います。
⑥散歩!これが一番効果があった
私が一番効果があったと思うのは散歩です。産休に入り時間ができたので、散歩の時間を確保することができるようになりました。
時間がある時は30分〜1時間以上歩きました。
あまり歩きすぎると、赤ちゃんがもっと下に降りてしまって逆さまのまま骨盤の中に固定されてしまうリスクもあると言われています。でも私はそれより運動して体を温めたり、お腹を適度に動かして、赤ちゃんも動くように促した方が逆子が直る気がしました。
ちなみに、一人目の時は職場が家から遠かったのもあって、毎日30分かけて家に歩いて帰っていました。
二人目は息子の保育園の送り迎えがあり、自転車や車を使っていたので、ほとんど歩くことはありませんでした。今となってはその運動不足がダメだったのかもしれないと思っています。
もちろん私の個人的な意見ですが、逆子が直ったのは散歩のおかげではないかと思っています。
・お金がかからない
・ストレス発散にもなる
・体重管理にも一役買ってくれる
良いことづくめです。
「赤ちゃんは理由があって逆さまになっている。」治してはいけない逆子とは
ちなみに、病院の医師からは「何もするな!」と言われました。(助産院で産む場合も、妊娠中数回医師の診察が必要です。)
「妊婦体操やお灸なんか意味がない。外から赤ちゃんを回転させるなんてもってのほかだ。90%以上の赤ちゃんは分娩までに自然に戻る。それでも戻らないということは赤ちゃんにとってそれが安全だからだ。だから何もしてはいけない。」
「逆子で帝王切開をしてみたら、臍の緒が巻き付いていた。」などの話も実際に聞きます。そういう場合、赤ちゃんは安全のために逆子になっています。だから本当は何もしなくても(何もしない方が)良いのかもしれません。
ちなみに、この件を私の助産師さんに話すと、「確かに90%は自然に治るかもしれないけど、体操やお灸をすることでそれを95%にすることはできる!」と言っていました。
後悔のないように、試してみるのもアリ!
私の場合も、もしかしたら何もしなくても元に戻ったのかもしれません。でも、それは分かりません。
ただ、散歩で運動不足を解消するのも、お灸で体を温めるのも、育休を早くとって休むのも、赤ちゃんにとっては良いことなのは変わりありません。
「何か始めたい!」と思っている方は、ぜひ試してみてください。
皆さんにも効果がありますように。
そして無事に出産できますように。